小さな新聞10月号(月刊わらじ連載)


武里団地で車イス向改修進む
公団方針を軌道修正か

 野島久美子さんが春日部市の公団・武里団地に転居したのが7年前。スロープと昇降機でベランダ側から出入りしている。最近、同団地に2つのスロープと昇降機が造られた。1ヶ所は工事中。
 公団営業所の人の話では、「障害者手帳をもっていて、社会参加をしていると認められる人ならば、物理的に可能ならばスロープや昇降機を造り住みやすくする方針」という。今回はたまたま1階に住んでいた人が車イスを使うようになったとのこと。
 同団地のエレベーターがある棟には、越谷市障害者生活支援センター苞(パオ)のパート職員神原さん(車イス使用)も住んでいる。藤崎稔さん(電動車イス使用)は階段を介助者にかついでもらって住んでいる。
 同団地ができて38年。やっと公団も軌道修正し始めているようだ。


全身性を継続
越谷市福祉部

 9月19日 越谷市健康福祉部とケアシステムわら細工との意見交換会がもたれた。市からは、部長・次長・障害福祉課長・課長補佐・自立支援担当が出席。わら細工関係者は23人。
 話し合いは辻浩司さん作の紙芝居で始まり、障害者が介助を使いどのように生活したり社会参加をしているかを報告。
 支援費制度に移行した今年度も越谷市は市単事業で「全身性」を残しているが、来年度以降も「全身性」を残してほしいと市に申し入れた。
 市は「健康福祉部としては、来年1年は継続させたいと考えている」と部長が回答。今後、助役査定、市長査定が残っているので即断はできないが前向きの回答を得た。
 わら細工は「全身性」の継続を春日部市にも働きかけていく予定。