小さな新聞11月号(月刊わらじ連載)


偏見・差別が「公務」なのか?!
障害を「挙動不審」正当防衛ではないの?

 11月5日夕方、荻野好友さん(越谷市・57才)が、せんげん台駅で「公務執行妨害」で逮捕されて越谷警察署に連行された。
 荻野さんの話では、改札口を入ったところで警官に肩と手をつかまれ、ゴミ箱におでこを打ちつけられ、ふり払おうと警官の手をかんだら、手錠をかけられ、数人の警官に駅東口交番につれていかれ、パトカーで本署までつれていかれたという。
 荻野さんは、脳性マヒと聾であり、呼びとめられたとしてもわからない。
 警察署でも何人かの人が入れかわり立ちかわりいたが、誰も口をはっきりとあけて見えるようには話してくれなかったという。
 呼び出されたお姉さんの話では、逮捕容疑は、「挙動不審」でみていたら、子どもの切符で改札口を通ったので、職務質問しようとして肩に手をかけたら、抵抗されたため逮捕したと説明されたという。
 手話通訳もつかず筆談などもされず、手錠をかけられ被疑者に。
 おでこに血のにじんだすり傷と、痛む肩を手首をさすりながら「何がなんだかわからない」と荻野さんは訴えていた。
 「公務」とはなんだろう。


共に育ち学ぼうと相談・交流

 10月14日TOKOおしゃべり会―障害のある子もない子も共に育ち・学び・生きるまち―が開かれた。家族連れの参加も多く、総勢65名。
 中村順子さん、竹迫和子さんの話を聞いた後、卒業後・在学中・就学前に分れて話合い。
 同時並行で「街の探検ツアー」が行われた。


CILわらじ総会

 CILわらじ総会協議会総会が10月27日開かれた。風雨の中35名が参加。地域・くらし・学校・働く等はなしあった。