小さな新聞12月号(月刊わらじ連載)


災害想定し交通機機関チェック
11・20 交通アクセス埼玉行動

 交通アクセス埼玉行動が11月20日行われた。春日部、越谷、所沢、上福岡などから公共交通機関を使って浦和に集り集会を持った。参加者は約70名。東武・西武電車の職員も参加した。
 同行動は、誰もが使える公共交通機関を!というスローガンで1911年から始まり、毎年秋に行われている。今年のテーマは「ただ今災害想定訓練中。」もし大震災などの災害がおこった時、バリアフリーの設備のほとんどが使用できなくなるということで、あえてエレベーター等を使わずに階段も人の手を借りて電車やバスを使い浦和に集まった。わらじの会のYさんは、「今では車イスを担ぐなんて年一回のわらじの合宿ぐらい。今日、久しぶりに担いで、どこを持ってもらったらいいのか、車イスを使ってる人も介助者も的確に伝えられなくなっている。そのためか、とても重く感じた。」と。


想――

 小説家の北杜夫さんが亡くなった。84歳。10月26日読売新聞の一報は、22日にインフルエンザワクチンの接種をうけて、23日昼食後体調をくずして入院し、24日朝6時に亡くなったという。この後の新聞・TV等ではインフルエンザワクチン接種直後ということは一切触れられていない。この一報だけ。体調を崩し、腸閉塞で亡くなったと報じているだけである。北杜夫さんは、10月1日に軽井沢でのトークショーに出られ、中旬には雑誌にエッセーを上梓されたということである。
 高齢とはいえ入院し一日もたたず腸閉塞で亡くなるなんて考えられない。インフルエンザワクチンで急激ななにかが起ったとしか考えられない。巷では「予防にインフルエンザワクチン」の宣伝がされる時期である。報道管制がひかれたという疑いはぬぐい難い。
 厚労省の報告では2009年10月から2010年6月までの間にインフルエンザワクチン接種直後に亡くなったのは133人。同省の検討会議は「すべて死亡との因果関係は認められない」とかたづけている。
 報道規制で得する人は誰?