小さな新聞2月号(月刊わらじ連載)


わたりあう地域創り出せるか
CILわらじくっちゃべる会開催

 1月15日CILわらじのくっちゃべる会が開かれた。
 通所授産施設として始めたべしみが4月から生活介護事業所になり、デイケア・パタパタが県単事業の縮小で崖っぷちにあり、重度障害者の店・ぶあくはいつまでつづけられるか、ケアシステムわら細工は、介助者の手配や請求事務に忙殺されありきたりの事業所になってしまわないか、自立支援法によって障害者はより細かく分けられ、障害者と健常者が地域ですったもんだして生きていく力を奪われつつあるのではないか、どうにかしたい現状をぬけだすには……など。最初にロールプレイで各活動場所の日常が示され、そのあと4つのグループに分かれて話し合いがもたれた。参加者は66名。


想――

 インフルエンザの治療薬として使われているタミフルが実はいわれているほどの効果はないという研究結果が出た。発表したのはコクラン共同計画の研究チーム。(1/18読売)
 コクラン共同計画は、1993年に設立された国際NPO法人。治療・予防にかんする医療技術を評価するプロジェクトで、世界中からの臨床試験を収集し吟味し、結果を公表するのが目的。製薬会社や国のひも付き結果や情報隠しを排除しようというもの。
 今回タミフルに関して報告されたことは、「インフルエンザの症状を少し軽減する以外は、合併症の防止という証拠はなく、タミフルの効果は不明で、副作用も過少報告されている可能性がある。」2009年の新型インフルエンザ騒動で国・専門家・マスコミあげてのタミフル推奨で、全生産量の7割を日本で使っている。新型インフルエンザに備えて大量に備蓄もしている。副作用で死亡者も出ているタミフルが、本当に必要な薬なのか考える時。