『月刊わらじ』2004年2月号表紙

 恒例になりました県庁第2庁舎1階ロビーの福祉の店・アンテナショップかっぽの新春行事「かっぽみくじ」が、今年もにぎにぎしく店頭をかざりました。右に見えるのが、移動式「かっぽ神宮」。その拝殿の奥から今年のえとのお猿さんが出てきて、「参拝者」におみくじを渡すという趣向でございます。
 このおみくじを発行いたします神様は…と申しますと、全世界の神様、仏様、神の子、預言者からおかみさん、ちりがみさん、おおかみさんまで参加する協議会方式となっております。 この「かっぽ神宮」の脇であでやかにご参拝の方々をお迎えしている巫女さん(中央)は、わが白倉清美さん(春日部市)であります。その名を聞いただけでも、清浄たる霊気が漂う感がいたしますでしょう。
 その霊域にいままさにご参拝くださいましたのは、県教育局指導部長・大谷幸男様(左)でございます。大谷様と申せば、かって障害児の高校入学交渉の担当者であらせられた折り、定員割れの高校では「可能な限りその全員を入学許可候補者とするよう」という通知をまとめられたことで知られる熱いお心の氏子さん。昨年正月、前知事が「全障害児に普通学級籍」宣言を発したときは、知事のすぐ身近に位置する「理事」として活躍し、その4月からは教育局に復帰し、トップに近いポストで「特別支援教育振興協議会」等の流れを導いてきた方。でもその「特振協」は分離教育の細分化に終わったのでございますが。
 「かっぽみくじ」は吉?はたまた凶?どちらにしましても、「かっぽ神宮」の祈りは、障害や能力にかかわらず、誰もが吉も凶も共に生きる社会。ご縁を大切に。これからもよろしくね、大谷様。