『月刊わらじ』2004年5月号表紙

 「べしみクッキーを売る場所の開拓をゆり子さんの仕事としてやりたい。という健太郎の熱い思い?で、せんげん台の売店におけるか東武商事本社へ。小売り業者と初の商談」というケータイ・メールとともに、月刊わらじ編集部にリアルタイムで送信されてきたのがこの写真。というわけで、拡大すると少しボケていますが、ごかんべんを。
 ここ墨田区向島の東武商事本社は、東武線の各駅の売店の大元締め。写真右奥のネクタイをしめたお二人が、東武商事の担当者の方々。そこへ乗り込んだ面々は、くらしセンター・べしみを拠点として街へ出て行くグループの一つ「黙れ!妖怪団」のメンバーであります。手前左の車椅子姿が、団長の藤崎さん(ケアシステムわら細工事務局長)。そして奥の左から二人目で、こちらに顔を向けているのは、わが月刊わらじの巽編集長。泣く子どころか妖怪も黙る顔ぶれがそろっています。その中でも、電車や車といった高速移動空間を愛し、歩くことの多い妖怪団の中で、しばしば怒りの歌のクレッシェンドを爆発させるゆり子さんこと田口団員(手前右の車椅子姿)が、本日の主役。
 田口団員の「エンシャ!エンシャ!エンシャ!」の迫力に当初は押されていた健太郎こと田島団員(くらしセンター・べしみ職員)が、ついに負けじと歌い始めたのが、今回の東武商事行き。「電車ですか?いいでしょう。では、電車に乗って仕事してもらいましょう。」べしみで作っているクッキーを駅の売店に置いてもらえれば、その配達が田口さんの仕事になるのではと。その思いを、この日、東武商事に受け止めていただき、まずはせんげん台駅の売店にべしみクッキーを置いていただけることになったとのこと。妖怪団の職域開発でした。