『月刊わらじ』2005年10月号表紙

 9月20日、37歳の若さで永遠の彼方へ旅立ってしまったわらじの会発足時からのメンバー・木村和恵さんの葬儀で、4半世紀余りの時間をこえての再会(右の写真)。和恵さん(左上の写真右)と同い年で通学班も一緒の(左上の写真左)。その「ねもじゅん」は和恵さんに誘われて合宿などわらじの会のイベントにも参加した(左下の写真。野沢代表の膝で)。いつもひょうきんな彼女だったが、実は友達がいなくて、いつも和恵さんのところに来ていたのだと語る。茨城県に転校して、縁も遠くなった二人だったが、20才になってからまた会うようになったという。偶然ながら二人とも、20才で結婚し、子育て中だった。若くして肝っ玉母さんの風格じゅうぶんの「ねもじゅん」と、控えめでいながら大胆に人生を切りひらいてきた「かずえ」の珍道中が17年で終わりを告げたのは惜しいけれど、やっぱりごくあたりまえの日常生活の中に大事なことがすべて詰まっているんだよな思ったこの秋。