12月11日に開かれた「共に働く街を創るつどい2005」(NPO法人障害者の職場参加をすすめる会主催)のパネリストは、県障害者福祉課の遅塚さん(写真右端)が「福祉関係者が私だけしかいないディスカッションに出るのは珍しい」と述べたように、「働く」を共通項とした異色の顔ぶれ。越谷市職員組合の山下委員長は、わらじの会立ち上げの昔もよく知っているし、市立病院で体外受精問題が起こったときはわらじメンバーらとともに「体外受精を考える会」にもかかわった。女性事業者の組織である埼玉コラボレーション・インスティテュート事務局長の荒井さんは、かってわらじの会が初めて「共に働く事業所」として東越谷に吐夢亭(トムテ)を開き、やがてその運営が傾き始めたとき、トムテ店内に同居する形でワーカーズコレクティブによるリサイクルと自然食の店「マザーズハウス」を立ち上げ、その代表となった人。「共に働く街」とは、こんな縁と縁をたくさんつなげて創られてゆくものなのだ。 |