『月刊わらじ』2006年7月号表紙

 本誌の最長ロングラン・ページ「克己絵日記」の作者・橋本画伯(右)を囲んで作業中の3人の男たち。これぞ名高い(?)「橋本宅談合」の公開版。いまや国際語となったDANGOUは業者間の出来レースの意味。橋本宅の「談合」は、ウルトラな行動計画を立案する画伯と送迎介助等にかかわる男たちによる週間介助プランをめぐってのシビアなかけひき。この日画伯が示した計画は「7月○日結婚 新」…「新」とは画伯語で「祝い」。名前も素性もわからない誰かとの結婚式をセッティングせよとの指示だから、たいへんな「談合」である。この談合はいつもは末田川のほとりにほどちかい料亭ならぬ橋本宅の奥で、日曜の夜、ひっそりと行われている。本日はたまたま「CILわらじ総合協議会」と日程がかち合い、関係者全員がここ「ゆっく武里」にいるために、現地で行うことになった。わらじの会の闇に息づく秘儀公開にもかかわらず、人々の関心はいまひとつのよう。