『月刊わらじ』2008年2月号表紙

 美しくも凛とした着物姿は、地域デイケア施設パタパタの通所者・間宮ふくみさん(春日部市)。彼女のおかげで、所属プロダクションは、大もうけ(左下の写真)…というわけではありません。ここは春日部市大場の旧谷中小学校体育館。パタパタとぶてぃっく・ぶあく共催による着物市です。この着物市、かがし座オープン1周年の連続イベントのひとつとして2003年に開催されて以来、毎年極寒のこの時期、ニッパチ乗り切りの大商戦として敢行されてきました。バザー等への提供品の中から着物をチェックして、値札を付ける機動戦士の主力は、パタパタの手づくり班。主婦を中心としたグループで、障害者の親の立場の人たちもかなりいます。さをりや農園にも活躍する技術集団・手づくり班は、大和朝廷でいえば秦氏のような存在。平安遷都に大きな影響力を行使したとされる秦氏のごとく、30周年を迎えたわらじの会のラジカルな見直しにおいて、今後重要な位置を占めそうな予感がいたします。