『月刊わらじ』2008年7月号表紙

 足で握手する西川和男さん(写真右)と再会を果たし、感動の涙を浮かべるご存知橋本画伯(左)。埼玉障害者市民ネットワークの「総会」にあたる合宿夜の光景。西川さんは、この夜、海外ぶらり旅のエピソードを講演してくれました。盛会でした。西川さんは、大阪・中部障害者解放センターのメンバーとして、かって「交換留学」でオエヴィスに泊り、月刊わらじ編集作業の夜画伯とこのように握手したことがありました。あの夜、手が使えない彼が自分と同じ聾唖者と知った瞬間、画伯のイマジネーションが沸きあがり、うれし涙が溢れたのでした。あの時よりずっと視えなくなり戦線縮小を強いられているいまの画伯にとって、視界の霧の奥から差し出された足は、さまざまな闘いの形を示唆してくれる連帯のメッセージだったのでしょうか。(写真:中部障害者解放センター提供)