『月刊わらじ』2010年01月号表紙

「もともとユニークバンドは、ユニーククラブという精神障害者の、地域の施設(共同作業所)で、障害を持つ人、また、その場で仕事をしている人が一緒に音楽活動をしよう！ということで、始まったもののようです。その後、僕が現在、携わっているCrazy Catsという施設、兼ライヴハウスが'96年に出来、今ではユニークバンドの構成員もCrazy Cats所属の面々がおおくなっています。」（照内晴央さん。ライブハウス・高円寺グッドマンの出演者インタビューより：2001年3月）さらに10年近くが流れた。2009年暮れのユニークバンドは、Crazy Cats以外の構成員が増えていた。いま、ユニークバンドはこのわらじの会のクリスマスの日だけに姿を現すのだという。幻のバンド…だが、生きている幻だ。彼らをはじめたくさんの幻に囲まれて、私たちは生き続ける。2010年、今年もよろしくお願いします。