『月刊わらじ』2010年05月号表紙

2010年05月号表紙

 野島久美子さん(春日部市武里団地在住・電動車いす使用)を先頭とするわらじの会の面々。ここは、なんとあの霞ヶ関・厚生労働省の10階。くりかえし全国総決起集会が開かれてきた日比谷公園を見下ろす副大臣執務室。かって、障害者たちが厚生労働省に突入した時も、セキュリティが堅固で入れなかった最高機密ゾーンに、初めて潜入(?)。実は、後列右から二人目、にこやかな笑顔の人物、厚生労働省ナンバー2の細川律夫副大臣にお会いするため。野島さんが大事そうに抱えている「地域と障害―しがらみを編みなおす」(わらじの会編・現代書館 四六版並製404頁)を、副大臣に贈呈するのが、今日の訪問の目的。越谷が地元の細川さんは、よくバザーやイベントなどにかけつけてくれる。(社)埼玉障害者自立生活協会の元理事で、現顧問も務める。地域の実情をよく知る細川さん。この本を読んで、地域の人間関係に根ざしたやわらかい自治体施策が可能となるような国の支援を、ぜひきりひらいていただきたいものである。