『月刊わらじ』2010年11月号表紙

2010年11月号表紙

 わらじ大バザー2010。前夜公園に泊り込み、野宿者のみなさんとも交流した若者たち。2ケ月かけて数十ケ所へ出張って、品物を集めてきた日常活動の場の面々。去年のバザーが終わったときから、来年は何を出そうと決めていた提供者のみなさん。子どもの頃バザーに参加し、今年子ども連れで久しぶりに来た彼。遠い町から夜行バスでやってきてくれたレスラーたち。雑多な人生と相反する思いがつまった闇市。死闘と笑い。そう、ここは故郷を焼け出された者たちの広場。幻の国境の市場。求道者や遊芸の民がすれちがう辻。何が異常?何が正常?障害って?病気って?国境のゲートが開くハレの日は今日だけ。夢は醒め日常が始まる。障害は障害。健常は健常。あれ?でも、ポケッットに夢のかけら。分ける、カットすること…当然、やむをえない…その前提を、問い、迷い、疑い生きる今。始動!