『月刊わらじ』2011年06月号表紙

2011年06月号表紙

 ケアシステムわら細工主催の「おむすび交流会」(5月31日夜)。主として新入学の学生に、障害者の介助に関心を持ってもらうために、毎年この時期に開いている。今回の会場はくらしセンター・べしみ。すぐ近くの埼玉県立大学からは、新入生14人、上級生14人が参加し、大盛況。難しい話よりも、障害のある人ない人、一緒に食べて、おしゃべりすることが基本。県立大学には、社会福祉、看護、作業療法などに従事する予定の人たちが学んでいるが、学生である彼らが介助に関わる契機として重要なのは、地元・越谷市、春日部市に、専門資格不要の全身性障害者介護人派遣事業がある(越谷市にはさらに知的障害者介護人派遣事業もある)ということだ。加えて、近くの団地やアパート、生活ホーム等で一人暮しや結婚生活を営む障害者たちの中に生活保護他人介護加算を受けて介助費の一部にあてている人がかなりいること。これも資格不問。先月号に「なんとか、でもしっかり、生きてます」と書いた被災地仙台のケアマネ・沼倉さんも、かってこんな風にわら細工と出会ったのだ。