今回の表紙は冒険である。というのも、この写真、まさに本誌が共同作業によって印刷・製本される、その状況を撮影したもの。いわば活きづくり。滑り込みセーフ。だが、会のかくれた伝統行事である新年号の共同製本作業とその後に控える納会を、一度は読者に伝えたいと考えた。年の瀬もいよいよ押し詰まった時、「新年号を発送できないと納会始まらないよ」という声が飛び、誰彼なしに作業に集まってくる。発足当時は、越谷市役所地下の職員組合事務所で作業し、納会もそこで開いた。その後、ホワイトピット、黄色い部屋、べしみ等に作業の場が移り、納会もそれらの場やオエヴィス、かがし座などで開かれた。近年はべしみが多くなっている。いま月刊わらじの共同製本作業は その号の月の第2水曜である。新年号だけは、12月の、役所の御用納め等より後の日に設定するから、ふだん会えない顔ぶれも集まる。納会を餌に。ちなみに「わら辞典」は次のように書いている。「なぜわらじの会では納会と言っているのか?それは発足時のメンバーの中でかなりの比重を占めていた越谷市職員組合の青年(当時)たちに由来する。自分達の働き方の見直しを通した地域との関わり方の見直しとして、わらじの会結成に参加した彼らにとって、わらじの活動は単に仕事を離れたボランティアではなかった。納会とは仕事納めの意味合い。そんな歴史を大切に、今年も納会へ。」(月刊わらじ2003年12月号)2002年暮れの共同製本作業と納会には、あなたもどうぞ! |