おたよりをご紹介します

私たち現役の者からは少し遠くなった感じがするのですが……
吉井 真寿美( 坂戸市)

 おしゃべり会がどうして始まったか。TOKO がどうやって発行されているか。初めて知りました。

 息子が就学してから、ネットワークの会( 所沢でした) に初めて林さんに誘われて出かけ、皆さんにお会いしました。男性が真面目に議論している姿、障害に対する考え方、色んな人の生き方、とてもショックでした。目からウロコって感じでしょうか。そして、運動していくことの大切さを教えて頂きました。 しかし、弱い子どもを抱えて( 自分自身の体力も) の活動はとても大変で、現役ながら皆さんの後からゆっくりついていっている始末です。 

 そんな私が、少し距離があるから見えてくるものもあると思うので、誤解を恐れず述べさせてもらうと、2 年前の基本法改悪への抗議行動くらいから、何か私たち現役のものからは少し遠くなったような気がしています。もちろん法律が一番であることは承知していますが、私が出会ったころは制度よりも現場での理念を大切に、時には強引にやっていたように思います。( 生意気ですが)同じことを何回も何回も… … 。

 初めから一緒に活動してこられた方々のお子さんが学校を卒業され、問題が社会全体に及んできたことも関係あるのでしょうね。社会へ出ると興味や関心、生き方もまちまちです。しかし、唯一誰もが通るところと言えば学校ですよね。「教育が変らなければ社会は変らない」、誰かが言ったのをそうか! と思い、今 息子が普通学級にいるのはその思いからです。現場ではまだまだ辛い思いをしている親子がたくさんいます。私も学校と関わって7 年目になり、「当たり前」になって来てる部分があって、相談があっても「どうしてそんなこと言うの! どうしてこうしないの! 」とついつい怒ってしまうことがあります。もっと勉強してよ! と思う反面、私自身周りに一杯助けてもらったことも確かで、初心を忘れていけないと自己嫌悪になったり。

 皆さんがやってきたことを、私たち現役の者たちが引き継いで続けて行かなければならないことは良く分かっているのですが。実際問題、現役であれば自分のことで精一杯のところがあり、なかなか大きく広く考えることが困難なのです。

 T O K O に戻りますが、東部地区懇談会とのことで、出かけるのが困難です。西部地区もあってもいいのかなと思っていますが。

「10年前の私がたくさんいるんだ」と懐かしく
綱島 信子(松伏町)

 いつもT O K O メール版送っていただきありがとうございます。
 水曜日はいつも仕事で、子どももまあ順調に日々を送っておりますせいで、おしゃべり会からも足がすっかり遠のいております。でも、幼稚園、小学校入学の際には精神的な拠り所としてお世話になり、現在でも、わらじの会は、わたしを前の方から引っ張ってくれるもの、また、後ろの後ろで支えてくれるものとして、いつも頭と心の中に欠かせないものです。( ちょっと大げさ? )
 今日は特に用件があった訳ではありませんが、メールにあった「二重学籍」シンポのアンケートを読んでいて、「10 年前の私」がたくさんいるんだと、懐かしく( ? )思ったので、返信してみようと思った次第です。

 ついでに、わが子( C P です。松伏第二小に通いました)の近況ですが、この春、中二になりました。変声期をほぼ終え、手足の大きさは母親を抜き、身長もこの夏にはきっと抜かれてしまうと危惧して( 期待? )おります。「まだまだ中身では負けない」と思っていますが、将棋では二枚落ちにしてもらっても、あっさりと負かされてしまう体たらくです。中身もぼちぼち… … かもしれません。
 私としては、どこかの県立高校( 私立でもいいんですが)に進学し、大学まで行って、何とか自立できるだけのものを身に着けて欲しいと考えています。今のところ、本人もそのつもりのようです。