重苦しいたよりばかりが続く秋です。この秋、子ども達は就学時健診や就学・進路の相談の中で、互いに品定めされ、別々に引き離されてゆくことを、どんな風に感じ取っているのでしょう。
「国際化」?「情報化」?日々めまぐるしく変わってゆく社会はどこへ向かってゆくのでしょう。たくさんの人と人が出会いと別れをくりかえしながらつむいで来た生活や思考のスタイルは、一朝一夕で変わるものではありえないのに。でもうわべでは変わらなければ、社会にあわせなければ、人は生きてゆけない…。
社会は、うわべだけでも変われない・変わらない人々に、「特別な支援」、「個別支援」を与えようと言います。しかし、そんな風に今、つじつまを合わせることで、矛盾はさらに深まってゆくのではないでしょうか。
社会にはいろんな人がいる…いろんな人がいるのが社会なんだということ。学校でも、職場でも、地域でも、悩みながら、けんかしながら、一緒に生きてみようよ。そこからしか、この社会の行方は見えてこないのではないでしょうか。そんな思いにふけりながら、ふと外を眺めると、草紅葉が…。そうです。秋は豊かで華やかな季節でもあったのでした。というわけで……
遊んだり、作ったり、食べたり、しゃべったり
在学中の方、これからの方、卒業後の地域生活を始めている方、そして障害のある人を排除しない学校・職場・地域を求めるすべての方々の出会いとつながりを願って--―