どの子も地域の公立高校へ 共育シンポ

どの子も地域の公立高校へ ニュース」から

いよいよ高校入試です!今年こそ入学実現を!

 ……高校現場の先生達に受験予定の人に対する理解(というより一緒に過ごすことに対する理解)を持ってもらうために、研修という形での体験通学の実施を要求してきました。
 しかし、教育局側は能力適性論が強まり、研修についても、まず管理職を対象に、障害者を受け入れている高校を見学するという回答でした。
 障害者と実際に出会い一緒に過ごすことが、生徒にとっても教員にとっても必要であると主張しましたが、今年度2名の障害者を受け入れた飯能高校を、浦和一女高と大宮商業高の校長・教頭、田部井主席、浅海主事で見学(研修)するということでした。
 授業の様子を見たり、求職を一緒に食べたり、管理職や担任から話を聞いたりして来たということです。
 その後体験通学を行ってほしいということで受験先の校長に会いに行きました。
 小中学校で普通学校で学んできたこと、なぜ障害のある子もない子も一緒に育つことが大事なのかといったことを、身近にいる支援者も一緒に行き校長に話してきました。
 一般の教員が受け入れ高校へ見学(研修)に行ったり、校内研修を行ったりなど、拡がりは見られますが、そのことが今回の受験者の受け入れにつながってゆくように願うとともに、さらなる高校や教育局へのはたらきかけが必要です。
 また、新年が明けてまもなく上田知事にも会見し、障害があっても高校で一緒に学べるよう訴えてきました。
 〈今年度の受験者〉4年間も浪人を余儀なくされてきた斉藤君は、最近上尾から大宮へ転居し、より大宮商業へ近くなり、今も校門の前を通ると必ず高校のほうを指差しているということで、入学への希望の強さを感じます。
 3年目の受験となる山田さんは、浦和一女高校へも何回も出かけ、また交渉のほか教育局にも出かけ、五十嵐課長達にもアピールしています。浦和一女での体験通学も実現することになりました。
 ホットラインで相談のあった受験者のみなさんとも連絡をとりあってきました。みなさん揃って入学が実現するよう念願しています。
 後期模集2月24日学力検査25日面接3月4日発表発表の日はみんなで受験先高校や高校教育指導課へ行きましょう。

共育シンポジウム

共に育ち・学ぶ、保育・教育を考える〜

 新座市の障害者計画には、「誰もが分け隔てられることなく日常生活を送ることができる社会の実現を目指し、地域の保育園、幼稚園、放課後児童保育室、学校等で障害のある子どもが、障害のない子どもたちと共に学び生活できるよう環境整備を推進します。」とあります。
 私たちは新座市・教育委員会・社会福祉協議会とも連携して、共に育ち・学ぶ子どもたちの現場での課題を把握し、必要な支援策を検討してきました。
 策定から5 年目を迎え、障害者計画見直しの年にもあたり、共に育ち・学ぶ環境整備へ向けた具体的な事業を盛り込む必要を感じています。
 市民、行政、関係機関等、多くの方々のご来場をお待ちしています。

日時 2005 年2 月20 日(日)午後1 時開場/1 時半〜4 時半
場所 新座市福祉の里 講義室
(TEL048-481-2910)
資料代 500 円 / 保育ボランティアいたします

内容

挨拶/基調報告
ビデオ上映/市内に住む障害をもつ子どもたちの家庭・地域・幼稚園・学校等での生活記録
シンポジウム「共に育ち学ぶことを支えるシステム」畑野菜歩/奥村凌也/井ノ山正文/木下佳子 コーディネーター 木村俊彦
感想・意見発表

主催

キャベツの会・新座共育研究会 連絡先 TEL/FAX 048-479-3799 ふらっと内

後援

新座市、新座市教育委員会、新座市社会福祉協議会

協力団体

NPO法人新座市障害者を守る会、新座市身体障害者福祉会、社会福祉法人にいざ、埼玉県難聴者・中途失聴者協会新座支部、新座市自立を考える「障害者」の会、新座おやこ劇場、NPO法人新座子育てネットワーク、新座市視力障害者友の会、新座自然塾、NPO法人ふくしネットにいざ