みんな一緒に普通学級へ・埼玉連絡会の越谷集会が、6月18日(土)行われました。教育の欠格条項をなくす会準備会の国会内集会の記録ビデオを観ながら報告を受けた後、近況をまじえて話し合いました。
小学校在学中のお子さんをもつ方々からは、付添いに関する悩みなどが語られました。お子さんが大きくなった方からは、ずっと普通学級でみんなと一緒に育ててきたのに、高校卒業後は同様の親子が集まって作業所を作ってそこにいるということに、これでよかったのかどうかと迷っているとの思いが語られました。
障害当事者からは、昔養護学校が珍しかったころ、自分のために一家で上京して養護学校に入ったが、どうしても近所の子どもと一緒の学校に行きたくて、親を説得して中学から区立の普通学級に移ったという体験談が話されました。
付添いの問題をめぐっては、大人が立ち入れない学校になぜ障害児の親だけが付き添いを求められるのか、拒否して当然という意見や、「実力行動」に出たら意外とすんなり学校が対応してくれたという報告、担任が変わったら対応がまるで変わったという報告、そして障害のある子とであったことのない教員や他の子の親たちとの関わりをつくりながら徐々に引いてゆくのがよいのではという意見など、親同士でもさまざまでした。特殊学級の教員を長年続けてきた参加者からは、「養護学校・特殊学級を強く勧められながら、普通学級を選んだのだから、介助は学校・教委に任せるというスタンスでよいのではないか」という発言もありました。正解はひとつではないでしょう。立場により、状況によって、異なると思います。ただ、この日のように、ぶつかり迷いあうことこそ、「地域で」なんだと思います。
7月23日(土)、せんげん台第2公園で開催されたわらじの会主催「リサイクル・フェスタ」の一角に、テーブルと椅子を並べ、クッキーを用意して、フリマ等を見に来た人が気軽に立ち寄れるスペースを設けました。そこに越谷や春日部で普通学級に学ぶ子ども達の様子を伝える写真パネルの展示をしました。
TOKO のベテラン親子の方々が、たがいの情報交換を兼ねて、ここにつめてくれました。PR が行き届いていないこともあり、改まった「相談」というのはありませんでしたが、いろんな人がふらりと立ち寄っておしゃべりしてゆきました。
終わりごろ、宮代養護学校から春日部市立立野小学校への転校を希望している佐藤さんのお母さんが見えました。本人と相談した結果、来春4年生から転校したいとのこと。みんなで協力したいと思います。
情報過多の昨今、こんな井戸端会議のような場も貴重ですね。