い ま 学 校 で |
加瀬 正美 さん(みんな一緒に普通学級へ・埼玉連絡会 代表世話人)我が娘のあき子も上級校訪問をすることになり、とりあえず中学から歩いていける距離に私立高校があるので、そこを見に行くことになりそうです。教頭先生、学年主任の先生、担任の先生、補助の先生と定例会の話し合いをした中で、今回はそれでいこうということになりました。
先週の土曜日は公開授業でしたので、1日学校にへばりついて子どもの様子をつぶさに見てきました。2学期から国語委員になったとのことで、プリントを配っていましたが、昨年と違うのはあき子が「○○さん」とプリントに書いてある名前を言うと、その子が「はい○○はここです」と言ってくれていました。
席替えもして、初めて隣が男の子になりましたが、まあまあ適当にうまくやっていそうです。めんどうみが良い子も居て、資料集など前の席からわざわざ後ろを振り向いて、「ここだよ」と教えてくれる子も居たり、手を引いてくれる子も居たりで、本当に子供たちの関係は、理屈はなくつながるのだなと思いました。
9月の合唱コンクールの時、クラスで朝練をやることになり、お友達があき子に直接電話をしてくれました。娘はわかっていないのですが「うん。わかった」と返事をしたそうです。二日目の連絡帳に先生から「のんちゃんが、あきちゃんに朝練習をしようと電話をしたそうです。明日もあります。」と書いて来てくれました。次の日私は何時もより早く、娘を学校まで送りました。娘に聞いたら「みんな喜んでいた」と言っていました。担任の先生には「娘を普通の子と同じに扱ってくれて、電話をかけてきたお友達に感謝をしています」と伝えました。普通に何も考えず当たり前に電話をかけてくれたことは、娘がそのクラスの中で自然に生きているのだなと思いました。
あき子とお友達のかかわりの中で、クラスが大笑いすることがあるそうです。難しい大人の理論はそこには必要なく、子ども達は子ども達で共に生きています。先生はあいかわらず娘のことはクラスのお友達に委ねています。大人が細かいことまで口は出さなくても、子供たちは子どもたちの中で、うまくやっています。
先日担任の先生からあき子にイルカの飾り物をいただきました。ご自身の娘さんに買ったので、「あきちゃんにもと思って買いました」と電話を頂きました。