どの子も地域の公立高校へ ニュース

門間愛さん、菅野翔太くん、合格おめでとう!

 今年の春の高校入試は、高校の統廃合や特別支援教育の流れの中で、例年以上に厳しいものがありました。定員割れする高校が減り、倍率が上がり、入れる可能性のありそうな高校も通うには遠すぎるといった状況で、受験校を決めるにも最後の最後まで悩み、後期募集では埼玉連絡会関係の全員が不合格となってしまいました。しかし、その後も県教育局や受験先高校と話し合いを続け、門間愛さんが二次募集で大宮商業高校に、菅野翔太くんが欠員募集で松山高校に合格し、定員内の合格はかち取ることができました。

来年こそは吉井秀樹くんの高校入学を!!

 地域との関わりや体力的な面から、居住地にできるだけ近い高校あるいは設備のある高校へ受け入れてほしいという願いは受け入れられず、わずかな定員オーバーで、吉井くんは不合格となってしまいました。公平公正の意味が問われるところです。

進級問題の取り組み、高校生活の充実

 鶴ヶ島高校での進級問題では、地元の支援者たちが高校や高校教育指導課と話し合いを重ね、進級することができました。高校生活をより充実したものにしていくために学校・家庭、周囲の応援する人たちのつながりの大切さを痛感します。

高校問題教育局交渉に参加しましょう

 どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会は、毎年県教育局と7〜8回の定期交渉(教育局サイドでは「話し合い」)をもっています。教育長の意を体した形で高校教育指導課主席指導主事が代表となり、義務教育指導課、市町村教育課、特別支援教育課など局内の各課の主幹クラスが出席します。公立高校の門を知的障害や重度の障害を含むすべての希望する子供たちに開いてゆくために、今年も4月25日に関根郁夫主席をはじめとする新担当者と顔合わせの場をもちました。間もなく始まる新年度の交渉に、あなたもおいでになりませんか。

7月20日(金) 午後2時〜 場所: 埼玉会館