こども☆夢☆未来フェスティバルで
3.16県民活動総合センター
ニュースななめ読み「知的障害児急増3561 人」、「教室不足『もう限界』」という大見出し(3.4 読売)で始まった読売新聞県版のシリーズ「ルポ・障害児学校」は、12 日までに6回、20 日の〈反響から〉を含むと7回の連載。「集中できる環境不十分」(3.5)、「バス通学2 時間超も」(3.6)、「学区再編しわ寄せ不満」(3.8)、「給食も手助け 教師に負担」(3.11)、「裁量握る県 対策後手続き」(3.12)と、養護学校拡充を訴える見出しが続いた。番外の〈反響から〉でやっと「『過密化 隔離のツケ』」、「『普通校通学 課題も』」と、読者の批判的な意見を載せた。「現場の努力や工夫だけではもう限界」という現場の悲鳴(3.4)を受けてのルポというのだが、この少子化時代になぜ養護学校の生徒だけが急増するのか?その分析が浅すぎる。「県特別支援教育課の吉田正・副課長は『障害の概念や範囲が変化してきたことが一因では』と指摘する。」(3.4)と書かれているが、障害の程度により望ましい就学先の判断を下す就学支援委員会の存在を抜きには語れない。「養護学校が社会に身近になり、保護者も子どもに合った学校を選べるようになりつつある。」、「『ノーマライゼーション』の理念が社会に浸透してきたことも背景にあると考えられている。」(いずれも3.4)という説明などではすまされない。