1. 就学支援委員会の廃止について→市教委のコメント:東松山市の話は聞いている。広報に就学相談の案内を載せて、相談に当たってきた。第2回が在学児、第3回が就学児。今年も車椅子の子が上ってくる。子供も親も通常学級を希望し、最終的にはお子さんの希望に沿って就学先を決定した。就学支援委員会の判断がそのまま決定ではなくて、相談をして決定してゆく。(市教委・吉田)
→TOKO参加者からの意見:
・おかげさまで問題なく通常学級で過ごしている。実は養護判定だった。豊春小で特殊学級があるが、別に何もなく、友だちもとてもよくしてくれている。今日も先生が出張でいなくなるが。養護の子がいきなり多人数のところに来てビックリしてしまうという話が先ほどあったが、最初から30人のクラスに入ればいいのになあと思う。(藤ヶ谷)2. 相談・支援の見直しについて
→市教委のコメント:特別支援教育コーディネーターと就学支援委員が各学校にいて、コーディネーターは特殊学級の担任のる先生などがなってくれています。学校のほうに、コーディネーターの先生どちらですかと訊いていただければわかります。担任の先生に相談していただければ。(市教委:吉田) →TOKO参加者からの意見:
・いまの小学校はバリアフリーだが、市内の中学校はどこもエレベーターがないと聞いている。お姉ちゃんの中学校の運動会に行ったときも、「車椅子で使えるトイレはない」と冷たく言われた。古い校舎だから直してくださいと言えないのもわかる。だんだん親も、どこに相談を持っていったらいいかわからなくなり、気力も萎えてくる。(井上)
・肢体不自由児を受け持っている普通の小学校の先生に対して、養護学校の先生からの指導あるのか。他の子に歩き方を真似されてからかわれたりすることがあるし、将来いじめがないとも限らない。どうしてこの子はこういう病気なのかということを、全校生徒に説明してもらいたい。(多田)
・各学校にいるコーディネーターの先生は、それなりの指導を受けているのか。前任者はよくやってくれたが、今度の人は「忙しいから」と断られた。(井上)
・特別支援教育コーディネーターとは教員ですか。(上原)
・学校で4 月に出されるニュースには書かれていない。(藤ヶ谷)
・本来だったら、ここにいる私たちは知らされていていいはず。私は知っているが。(井上)
。新聞などでは、就学から卒業後までを支援すると書かれていたが。(井上)
・いまの特別支援教育は、これまでの分けられた教育の場での知識や技術を地域の学校に拡張しようという発想だが、障害のない子が多数いる中で障害のある子が共に学ぶ経験は養護学校等にはない。通常学級での体験を積み重ね、そこから得られた支援のノウハウを相談・支援に生かしてゆくことが、市町村に課せられている。(山下)3. 付き添いの是正について
→市教委のコメント:親が付き添いを強いられているという話は、学校から聞いていない。(吉田)
→TOKO参加者からの意見:
・唯一、校外学習のときに親が付き添いをさせられることが問題。親は他の子どもに対しても、黒子に徹するということがしにくい。子どもだけでやる活動もあるのに、大人がいて口出しするというのは、教育的に考えてどうだろう。(藤ヶ谷)
・子供は小5で車椅子。付き添って下さいと言われたとき、今までの私だったら、どんどん「なぜですか」と投げかけたものだが、今は難しい。校外学習には全部付き添っている。「やって下さい」と言われたとき、「すみません。その日は家族の介護でできません。」となれば、子供が校外学習に参加できなくなる。兄弟を残していくわけだから、その世話を誰がやるか。いま主人が元気でいて、恵まれているからできている。また、そうして付き添うとき、私の分の金は払わなくちゃいけない。(井上)4. 補助教員・支援員の位置及び研究・研修について
→市教委のコメント:春日部市では「普通学級支援助手」という名で、市の臨時職員。たしかに深まった研修を定期的にやらなくちゃいけないと感じていた。臨時教員ではないので、免許の有無は問わない。子供が好きなことを条件に面接している。徐々に増やしつつある。たしかに、共に学ぶ姿勢が大事。そこを支援員にちゃんと指導していかないといけないと、今の話を聞いていて思った。:私が担当しているのが普通学級の支援員で、特殊学級の支援員はまた別。普通学級の支援員は1日5時間、特殊学級のほうは1日6時間。学校によってちがいがあるということについてだが、保険の関係もあるので、原則的には学校内の支援でお願いしている。学校の外でその子についてというのは、校長の判断でお願いしている。それから、5月からという点について、現場ではたしかに4月にほしい。今回は2月に募集をかけ、3月の下旬に一堂に会して、ちょっとした研修と手続きをやって、4月に配置できるように準備を進めている。支援員は個別支援だけでなく、図書館業務もやってもらう。ほんとは全校に配置できればいいが、市の臨時職員なので、校長に要望を出してもらい、その要望とこちらの配置がうまくいけば。あと、春日部市の場合、1年臨時職員として働くと、その後半年は臨時職員をやれないきまりになっている。(和泉)
→TOKO参加者からの意見:
・支援員は学校の外までついていっていいとか、悪いとか、学校によって差があるのは、同じように教委が派遣しているのにおかしい。また、5月に派遣されてくるが、それまでの1ケ月間は誰が見るのか。学校全体で見てくれるようにはなりつつあるが、先生も代ったりするので、申し訳ないかなと私がついたり。保険の制度の関係もあるとか聞いて、言ってもムダなのかなと思ったり。(井上)
・子供は普通学級の小3で肢体不自由。卒業するまで支援員をつけてもらえるのか。子供も心細いらしく、聞いてくる。保障は?(多田)
・半年契約なので、人が代ってしまう。(井上)
・市立のデイケア施設「ふじ授産センター」の場合も、子供の状態がわからないうちに交代してしまう。これと同じだ。(白倉)
・子供との信頼関係が築けたかなと思ったところで辞めてしまう。予算のこともわかるが、子供のことを基本に考えてもらいたい。(井上)
・支援員の制度がどうなっているか、きちんと把握する必要がある。まず、支援を校内に限定している根拠である保険制度がどうなっているのか、調べてほしい。また、普通学級の支援員が5時間、特殊学級が6時間となっている理由なども。(山下)5.居住地校からの呼びかけについて
→市教委のコメント:支援籍の制度にのってやれば、残していく指導要録を交換したりもする。マンツーマンに近い養護学校にいる子がいきなり通常学級のおおぜいの中に入ると緊張する場合もあるので、最初は特殊学級に何日間かいて、次に普通学級へと段階的にやったりもしている。前に小学校にいた時、養護学校から支援籍で来た子がいた。その子は、土日に外へ出ても、誰も声をかけてもらえなかったという。何回か交流している間に、お互いの学校の運動会に行ったり、来たりもするようになった。その子が2月生まれだというので、2月のお誕生会に招待したのだが、その子が入院してしまったので、全員で作ったお誕生カードを家まで持って行った。お母さんは涙を流して喜んだと聞いている。(吉田) →TOKO参加者から
・養護学校はマンツーマンに近い状態で、子供を大人が囲い込んでいる。子供たち同士が迷惑をかけあいながら近所の学校へ行くことの大切さをあらためて感じる。要望書にあるように、小・中学校が、本来ならその学校に来るはずだった養護学校等の子供に声をかけ、迎え入れることが必要だ。(白倉):
・養護の子がいきなり多人数のところに来てビックリしてしまうという話が先ほどあったが、最初から30人のクラスに入ればいいのになあと思う。(藤ヶ谷)6.公立高校を共に学ぶ場に についてはコメント、意見などなし