みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 あなたもどうぞ
障害のある人・ない人 子ども・大人 ごちゃごちゃと2泊3日
8月27(金)〜29(日) 秩父・小鹿野へ
共に学び・共に働く埼玉県を求めて 埼玉障害者市民ネットワーク主催
総合県交渉 9月1(水)〜2(木) 浦和で
総合県交渉プレ集会・「ちんどんパレード」
8月24日(火)13:00 さいたま市民会館浦和9F
主催・埼玉障害者市民ネットワーク
わらじの会・交流夏合宿(秩父・小鹿野)
8月27日(金)〜29日(日)
大人も子供もごちゃごちゃと
10人くらいの班に分かれて創意・工夫の旅
「総合県交渉」 9月1(水)、2(木)
両日10:00〜 埼玉会館
人は特別支援教育と福祉のみによって
生きるにあらず!
普通教育、住宅、交通、雇用、共に働く事業所、
権利擁護、介助、活動の場…
共に生きる総合施策を、
たくさんの県担当者と徹底討論する二日間
9月9日(木)13:30 越谷市中央市民会館5F
主催・NPO・障害者の職場参加をすすめる会
さまざまな障害のある子と共に県立高校の門を
拓いてきた人たちが、さらに社会を拓こうと始めた
「ちばMDエコネット」。
その代表・山田晴子さんのお話を聴きます。
カフェ、農園、学校支援、映画、差別禁止条例
TOKOが初めてお手元に届いた方へ
TOKOを初めて目にした方へ
子ども達を分け隔てなく育てるために
どの子も一緒に地域の学校へ通えるように
地域へ、行政へ、働きかけている会です
ぜひ、一度のぞきに来て下さい 待っていますTOKOホットライン
白倉:048-752-7351
中山:090-2202-5271
山下:048-737-1489
セミが少ない夏、記録的な猛暑、竜巻や山崩れ…環境汚染や貧困すらもビジネスとして取り込んで膨れ上がる近代都市。その谷合から発した濃いミルク色の夕霧は、ますますひろがっていきます。この夏、100歳以上の高齢者が130人以上も所在不明であることがわかったり、幼いきょうだいが放置されて亡くなっていたことが報道されました。地域、家族といった最低限の人と人の関わりがなくなっている今が、クローズアップされています。「他人に借りを作りたくない」、「他人に甘えてはいけない」という風潮が広がっています。生活に困っても、生きることに疲れても、追い込まれても、他人の手を借りられず、苦しむ人が身近にいても、口出しを控えてしまう、私たち……そんないま、障害のある子もない子も共に学び・育つことに、あらためて思いをめぐらしつつ、TOKO NO.157をお送りします。
障害のあるお友達と一緒に遊んでいる子どもたちも、一緒に暮らしている家族も、決して専門家ではありません。「共に学び・育つ」とは、お隣りの子や家族の場合と同じように、その子がそこに一緒にいるから、学校も地域も、それを前提としてあらゆる問題を一緒に考えてゆくしかないということです。
「共に学び・育つ」とは、教育局が考えるように、障害のある子が生きる力を獲得し、障害のない子が共に生きることを理解するといった「あるべき社会状態」なのではありません。そこにその子がいるから動いてしまう、気になるから思わず手が出てしまうという関係にすぎません。いじめやおせっかいもあるし、一緒にいたずらをしたり、怒ったり、笑ったり―クラスメートが30数人いるとすれば、30数通りのそんな関係がぶつかり、からみあうことが、社会の一員として生きるということです。
県教育局が目玉商品としてHPにアップしている「支援籍」レポートのように、障害のない子どもたちがやさしくしたり、支えてくれるという状況がほんとうにあるとすれば、それはその子が別の世界から来たお客様とみなされている証拠です。一緒にいれば、困ることも、迷うことも、けんかもいじめもあって、あたりまえ。ちょっかいを出したり、悩むから、新しい関係が生まれるのです。それが、欧米流の社会観、人間観とはちょっとちがう、私たちが生きているくらしと生き方の土俵ではないでしょうか。
視界ゼロの濃い霧の中であっても、「コミュニティの解体」と評される不毛の状況にあっても、その霧や不毛を一緒に生きる、ただそれだけのことが、実はとても大切なことなんだと、あらためて思います。
夏の終りから初秋にかけて、面白いイベントが目白押し。少し無理してでも、参加してみませんか。(山下浩志)