感謝と悩みのおせんたく

望月幸子(松伏町)

 私は埼玉県に34年間住んでいます。幼稚園、小学校、中学校、高校と全て県内の学校です。
 家族構成は、夫と小学4年生の長女と年長の次女の4人家族です。
 「おせんたく」と言うお題を頂きました。一番身近なおせんたくは、朝食の後にするお洗濯です。と言っても洗濯機が全てしてくれますが(笑)。アロマが大好きなので、洗剤や柔軟材もアロマ系の香りがするものをチョイスしています。流行の外国産の強い香りは苦手なので、国産の微かに香るフローラ系を使う事が多いです。日光が出ていると乾くのも早く、ぱりっと乾いた衣類を気持ち良く畳めます。布団も干せます。
 梅雨の時期は乾かないのでどうしても乾燥機を頼りにしてしまうかエアコンの除湿をかけっぱなしにして乾かす事になってしまう。太陽で乾いた衣類は袖を通すときに気持ち良いなと思います。ほのかに香る綺麗になった洋服を干して乾いたらたたんでと、その繰り返しがある度に家族が元気に過ごさせて頂いているんだなと毎日感謝しています。
 もう一つ身近なおせんたくは、次女の進学問題です。来年小学校に進学するのですが、普通学級か、特別支援学級か、養護学校にするか、と言う選択で猛烈に悩んでいます。脱走癖があるお茶目な次女チャンなので、次女の安全を一番に考えて、次女に必要な教育をして頂ける学校を選択したいなと思うのですが、なかなか決められません。
 進学問題で教育委員会の方と話す機会も増えました。そうすると手帳の話も出てきます。今までは頑なに拒否していましたが、教育委員会の方や福祉課の方の話を聞いているうちに手帳は必要なのかなと考えるようになりました。簡単に決められることではないので、迷って迷って最終的に選択するという運命が待っていると思うんです。
 どんな小さな事でも選択するという事は、運命を決めていくことだと思います。
 自分の運命も決められないのに、子供の運命を私達親が決めてしまって良いのかなって考えさせられてしまいます。最終的には決めなきゃいけないのでしょうが。
(「月刊わらじ」2010年7月号より)