TOKOミニおしゃべり会をやってみて
生活ホーム世話人 辻彩子
今年度4月から生活ホームオエヴィスの居間を使って“TOKOミニおしゃべり会”をおこなっている。これは「交流スペース・オエヴィスの居間」と称した当生活ホームの活用&運営費捻出について考えてきた中で始まった企画の一つ。TOKOに参加しているお母さんたちで当番をまわしてもらい、そこにまた初めての人がやってきたりしながら、月一回、平日の午前二時間ほどおしゃべりをしている。
- 小・中学生のお母さんが多い
- このミニおしゃべり会に来るお母さんたちは、小・中学の子を持つお母さんたちが大半。なので、まだ大人の障害者ほど福祉の制度に関わることがなく、まして大人の障害者が自立生活している「生活ホーム」に来ることはこれまでなかった。初めてミニおしゃべり会のために生活ホームオエヴィスに来たお母さんたちが、その成り立ちから今の入居者の暮らしぶりまで興味津々に聞いてくれて、「入居の予約をしようかしら(笑)」なんて言っていたのはこちらも興味深くおもしろかった。
この間参加しているのは、以前からTOKOに関わっていたお母さんたち、そのお母さんたちが声をかけて初めて参加したお母さんたち、あと、生活支援センター経由で紹介されて来たお母さんもいた。それと生活ホームの入居者には毎回誰かしらに参加してもらっている。平日だけど、先日夏休み中のときは子どもたちも参加。
- 先輩の親や障害者本人から話も聞ける
- 話しているのは、日常のこと。障害のある子の進路をどうしようか〜から、障害のない兄弟のお弁当の話までいろいろ。「子どもはもう30代だけど、その小学生時代にはこんなだったのよ」という先輩お母さんの話を聞いたりも。生活ホームの入居者にはその暮らしについて話してもらう。介助に入ってもらっている、夜間高校に通っている、働いている・・・そこから大人の障害者が使っている制度なども紹介したりしている。
そんなことを持ち寄ったお茶やお菓子を食べながらくっちゃべっていると、予定の二時間はあっという間に過ぎてしまう。その後もお弁当食べたり、隣接する「通所授産施設くらしセンターべしみ」に立ち寄ってお茶したり。・・・なんだかいいなあと思う。交流スペースと付けた企画で、月一回で徐々にではあるけれど交流の輪が広がっていけそうな気がして嬉しい
- 田んぼの風に吹かれて息抜き
- オエヴィスは街なかからちょっと離れた田んぼの中に建つ一軒家。ちょっと遠く感じて「よいしょ!」っと腰を上げないと行けない距離かもしれないけど、着いてしまえばそこは田んぼを渡ってくる風が心地よく、おしゃべりもはずみついつい長居をしてしまうような空間。普段孤軍奮闘しているお母さんたちに、ちょっとした息抜きの場、耳寄り情報を得られる場として立ち寄ってもらえれば〜と思っている。
☆次回TOKOミニおしゃべり会は、9月10日(金)10:00〜12:00。
9月1-2日にある総合県交渉の話なども聞けると思います。どうぞご参加ください。生活ホーム・オエヴィス
〒343-0037 越谷市恩間新田232番地3
048-975-1524
せんげん台駅西口徒歩25分