平成20年度就学指導結果

高校問題新担当者との顔合わせにおける確認事項及び今年度の課題

2008.4.28
どの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会
代表 斉藤尚子

 障害のある生徒の高校入学や進学について日ごろからご尽力いただき感謝申しよげます。この問題は教育の根幹に関わることであり、教育局全体で取り組んでほしいという要望に応えて、昨年度から新担当者の顔合せについても、関係各課から出席するようになり、今年度もそのようにしていただきありがとうございました。今後の交渉におきましても、担当よ席とともに関係各課から出席し、教育局全体で検討し進めてくださいますようよろしくお願い致します。
 障害のある子もない子も、地域の公立高校で一緒に学べるようにと、1987年秋以来貴局との話し合いをずっと続けてきました。現在、さまざまな社会不安の中で子どもたちが犠牲になる事件が絶えません。将来の社会を担う子どもたちを公教育でしっかり受けとめ、共に生きていけるよう育てていくことが今ほど重要な時はないのではないでしようか。専門的な教育が強調され、養護学校の生徒数が急激に増える状況にありますが、このように障害児がどんどん隔離されて、果たしてノーマライゼーション社会が実現していくのでしようか。小中学校で、その延長として公立高校で、障害のある生啓軋笠け入れて共に学ぶ実践を積み重ねていくことが必要ではないでしどうか。
 毎夕ぃ彩JJ
 昨年度後期募集においては、連絡会関係では定員内不合格は出されよサんでしたが、定員オーバーした高校では、障害があることにより不利益になっているにもかかわらず、受験や選抜において合理的配慮がなされず、不合格とされました。また、欠員募集においては定員内不合格が出されてしまいました。また、進級について高校現場で理解が進んでいない事例もあります。
 これ以上浪人生活を続けることのないよう、よた、新たに受験する生徒が希望を持って受験に臨めるように、これらの問題の解決に向けて取り組んでいただきますようよろしくお願いいたしよす。

1、基本的な事項について確認してください。
 @障害がある生徒の高校問題について教育局全体で受けとめていく。
 A障害がある生徒は特別支援教育を、という考え方には立だない。
 B2001年の確認に基づいて定員内不合格の解消に努める。
 C高校に入りたいという希望にできる限り応えていく。

2、前年度の話し合いの中で確認あるいは実施されたことを引き継ぎ、確認してく,ださい。
 @ 2001年の確認事項は重く受けとめる。
 A単位や進級問題を想定して、。合否を判断することはしない。
 B障害のある生徒の受験上の配慮についてホームページに掲載する。
 C入学者選抜実施要項・入学者選抜要領に選抜上の配慮について盛り込む。不利益な取り扱いをしないための方策については、今後研究していく。

平成20年度学齢児童生徒の就学に関する調査集計結果

平成20年5月1日現在
特別支援教育課

市町村就学支援委員会等(*1における意見の件数

5477件 2上記件数と就学先

特別支援学校特別支援学級通常の学級猶予・免除合計
特別支援学校に就学することが望ましい495328883914
54.2%35.9%9.6%0.3%100%
特別支援学級に就学することが望ましい9171479822523
0.4%67.9%31.6%0.1%100%
通常の学級に就学することが望ましい110202902040
0.05%0.49%99.46%O%100%
その他(*4)【外数として扱う。】(5)(13)(7)(O)(25)
合計5052052291555477
9.2%37.5%53.2%0.1%100%

*1「就学支援委員会等」とは、就学支援委員会又は就学指導委員会である。

*2「就学先」とは、平成20年5月1日現在の就学状況である。

*3「件数」とは、平成20年度当初に在籍の学齢児童生徒(小1〜中3)に関する、市町村就学支援委員会等の就学先に係る意見の件数である。

*4「その他」とは、就学支援員会等の設置がない市町村における就学状況である。

*5平成20年度、新たに認定就学者として就学した件数はない。

※調査基準日:平成20年5月1日
※調査実施:さいたま市を含む70市町村