30年前は、「いっしょに街へ出ようよ」と月1回の例会ていどの活動を続けていました。
しかし、障害者本人の生活の部分にも目をむけていく必要があることにみんな気づき、「自立に向かってはばたく家」という障害者中心のグループを形作りました。
「はばたく家」では販売、畑、みそ作り、などなどあらゆることをしながら「障害者にとっての自立」を模索してきました。
その「はばたく家」からいろいろな拠点が派生してきました。
働く場「トムテ」と「ぶあく」、暮らしの場・生活ホーム「オエヴィス」、障害者の生活の介助をみつけるケアシステム「わら細工」、といった事業的な活動もはじめました。
そして春日部のデイケア事業を利用して「デイケアパタパタ」ができ、’95年に社会福祉法人 「つぐみ共生会」と通所授産施設「暮らしセンター・べしみ」ができました。
「べしみ」の2階には2つめの生活ホーム「もんてん」が作られたのです。
こうしたわらじ内部の事業的な部分の連合体として「CILわらじ」があり、事務局は連絡・調整などをしています。
さらに埼玉全県的な動きをとりまとめていく「埼玉障害者市民ネットワーク」の事務局もわらじのなかにあります。
また2002年にはCILの総合事務局として、地域に開かれた情報センターとして春日部に「かがし座」をオープンしました。
基本的には「来た時が会員」、そして障害や資格の有無を問わず「障害のある人も無い人も共に街でー」と活動を続けています。